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ベーリングの際のトラブル防止のために
ベーリングの際の多くのトラブルの原因や、ネットラップの正しい使い方を下記にまとめてみました。
トラブルが生じたのはいつですか?環境に変化がありましたか?
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シーズンの初めに起こるトラブルの最も多い原因は、機械表面の酸化と腐食です。
取扱説明書に従って機械を慎重に調整しましたか?
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説明書通りに調整すれば問題が起こらない訳ではありませんが、これまでの例では、説明書通りに機械を調整すると完璧に作動する可能性が高いです。
ネットはきちんと装着されていますか?
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簡単に装着できるため、適当にしていませんか?装着後の確認をお忘れなく。
新しい軽量ネットは従来のネットラップよりも薄いことに注意してください。
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ネットが薄いため、送りローラーが互いに最適な位置にあり、問題がないようにしておけば、ネットがローラーの間でつかえることが避けられます。軽量ネットはメートル当たりの単価が以前のものより安くて丈夫ですが、軽量である分だけ、機械を清潔にしておくことや正確な調整がより一層必要になります。
ネットの走行面に余計な摩擦がかかっていないか確認してください。
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過剰な摩擦は、混入物、腐食、酸化などによって引き起こされ、結果的にネットを繰り出す際に速度が遅くなりすぎたり、ネットがくっついたりしてしまいます。また、新しい機械では塗装の固まりがネット走行面で突起状になっている場合があり、ネットを切ってしまうことがあります。
ネット切断面は平らでまっすぐでしょうか。
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切断したネットの端に「しっぽ」のようにはみ出ている部分があってはいけません。端が垂れ下がっていると機械に絡まりつく可能性があります。また、きれいに切断されないと、ネットが伝線し、ベールが崩れやすくなることもあります。
ブレードが鋭くてよく切れ、まっすぐであること、腐食や汚れがないことを確認してください。
ベーリングの際のネットの伸び率は適切ですか?
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伸び率の確認方法は、まずベーリング前のネットから10メッシュ分の長さを測ります。その後、ベーリング後のベールのネットの10メッシュ分の長さを測ります。両者を比べるとベーリングの際にどれだけネット伸びたかがわかります。適切な伸び率は約8%です。これを基準にベーラーを調整しましょう。ベールの伸び率が10%以上になってしまうと、縦糸は切れなくても、横糸が炸裂してしまう可能性があります。非常に多いトラブルの一つです。
ブレーキが正しく調整されているか確認し、カット中はネットが停止するようにしてください。
駆動ローラーは正確に配置されており、ローラー全長にわたって両ローラーの間にかかっている力は均一ですか?
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これは、紙でテストをすることができます。A4用紙を一枚、ローラーの右端に挟みこんでから、手でその紙を引き出してください。左端でも中央でも同様にして、引き出す時の抵抗感が同じかどうかを試してください。また、ネットが引っ掛かってローラーに巻きつく原因となるような切り傷がローラーのゴムについていないこと、ローラーが汚れていないことを確認してください。
ネットを繰り出す時にネットおよびネットロールの芯がネットラップ・ロールトレーの両端の側壁をこすらないようにしてください。
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ネットロールの芯の両端はネットの両端よりも長く突き出していなければなりません。機械を操作中にトレーに小石が入ると、回転中にネットが破損してしまいます。
可変チェンバー式ベーラーのベルト連結部を確認してください。
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連結フックの破損はネットが破れる原因になります。